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『ひろしま』とか [映画]

いよいよ桜シーズン目前ですが、皆さん如何お過ごしでしょうか。

増税前に何を買ったらと思っている内に、間もなくタイムリミット。
まるでエコポイント騒ぎの頃のテレビを彷彿とさせられる。
慌てて買うより、値引きを狙った方がお得な物も多そうですが。
スカパーやら通信費やら毎月の固定費用の値上げが地味にダメージ。
録画の圧縮率を上げようかと、只今一人で審議中です。

先日から黒澤監督作をもう一度観直そうと思って
早速『姿三四郎』と『一番美しく』を観ましたが
黒澤作品に登場する雲って、魅力的だなぁと。
先日の春一番並みの強風でぐんぐん走る雲の迫力ったら無い。
『一番美しく』って、こんなにつまらなかったかなぁ?
屋根から無言で落ちたり「あのね」「だって」連発など台詞関係に疑問符。
結局、美しいのは母親が亡くなっても我慢して労働する姿?
今なら、なんて冷たい人だと正反対の評価をされますよねぇ…
黒澤さん、実は問題提議を狙ったのかな?

『ひろしま』という映画を鑑賞。昭和28年作。
タイトル通り、原爆を題材にした映画。長らく幻になっていたそう。
一年前に製作された『原爆の子』と原作が一緒。音楽も同じく伊福部昭さん。
原爆が爆発する瞬間は無音になる所まで一緒。

『原爆の子』は、被爆した内の数人にターゲットを絞っていたけど
こちらは、もっと引いた視点。まだ8年後という事で、再現シーンが生々しい。
今リメイクしても、CGでしか路面電車を燃やせないでしょうねぇ。
エキストラの参加数が凄い。被爆の方も含めて八万八千五百人は大迫力。
月丘夢路さんがノーギャラで出演した事で著名らしいですが
山田五十鈴さんの熱演が見事。瞬き止めて辛そうで辛そうで。
そして、伊福部さんの音楽がまぁ〜重い重い。

『チャップリンの殺人狂時代』を引き合いにした展開も有って
ちょっと考えちゃう。日本に原爆が落とされたのは有色人種だからだ
という台詞は、今まで思ってもみなかった思考で新鮮。
現代の映像に被災者をダブらせるラストの映像が必見。
コレ、綺麗に作ると嘘くさくなる典型的なシーン。
白黒の迫力で、まるでホラー映画の様。

『麦秋』とか [映画]

ようやく春めいて来ましたが、皆さん如何お過ごしでしょうか。
春一番、今年のはスカパーの受信に影響を及ぼしていて大迷惑だ〜
今晩のパックインミュージックの特番は贅沢。貴重だわ。
金曜まで毎日生放送ってのは楽しみ。

『剱岳 点の記』という映画を鑑賞。 平成21年作。
明治末期、日本の地図に唯一空白となっていた剱岳の地図を作成した
スタッフの苦労話の映画。

事前情報を全く入れず、ただ剱岳で長期ロケした環境ビデオと思っていて
よもや原作が有って、ストーリーが有るとは思いも寄らず。
どっこい木村大作戦さん監督。名カメラマンという事もあり
ビジュアルが大変素晴らしい。た〜だ全編平坦な展開なので
油断してると瞼が地球の重力に引かれる危険性アリ。
雪崩のシーンは迫真の展開で、よく死者が出なかったなと感心。

撮影していた頃『コサキンラジオ』でちょくちょくロケ中の声が聴けて
相変わらずの「アッハッハ 見ちゃうよぉ〜!」なノリで爆笑した記憶。
突然浅野忠信さんを電話口に出したりムチャする人だなぁと思いましたねぇ。
そのラジオも終わって早5年… 『トッキュウジャー』の車掌は違和感が…

『麦秋』という映画を鑑賞。 昭和26年作。 小津映画。
とある婚期過ぎかけの女性を中心にした家族のお話。
タイトルの後に芸術祭参加作品とテロップを出すのでビックリ。

小津さんの映画は、タイトルが似ていてドレがドレだか分からなくなるわ。
内容も先日観た『晩春』をアレンジした様な展開。舞台も北鎌倉で
キャストも大半そのまま。冒頭、同じ映画を見たかと焦った。
オモチャを買ってもらえないと拗ねて、ロングの食パンを蹴ったり
家出する子役が小憎らしくて微笑ましい。
結婚する当人より周囲が家族会議の様に問題にする展開に違和感。
子持ちの人と婚約するのは可哀想という思想の母親が気持ち悪い。
この辺も、時代なんですかねぇ。

スッキリしなかったトコが2つ。
一部の家庭シーンに流れるオルゴールの『埴生の宿』が謎。
どうもカラクリ時計の時報でも無い様で、狙ってると思うんですが
違和感しか感じなくて、どうにもこうにも。
もう1つは、シーンの最後カットすべき所から数秒残して次のシーンになる点。
なかなか次に行かないので、息苦しい。このスローな展開は好き嫌い有ると思う。
何を狙って入れてたのかしらん。

見所は、当時のショートケーキ ホールの価格。 金900円也。
大したサイズでも無く、イチゴがカリカリ梅みたいなサイズ。
物価の事考えると、高過ぎだわ。今のケーキの価格は安いのかな。
そして、笠智衆さんが子供に体罰する珍しいシーン。両手を捕まえて頬叩き。
正直ヌルいですが、この頃は鼻血が出る程殴る描写は出来なかったんでしょうねぇ。
あと、1シーン限定の原節子さんですかねぇ… ノーブラ?(笑)

ちひろ美術館ブロガー内覧会 [イベント]

2月の最終日、2月28日 ちひろ美術館で開催された
ブロガー内覧会にお邪魔させて戴きました。

まず、参加するまでの経緯をご説明。
2月後半、たまたまホームページで初のブロガー内覧会開催という告知を発見。
開催時間が18時からと、参加しやすい時間帯。
以前、安曇野のちひろ美術館には伺った事が有りましたが
ご近所な東京の方には、いつでも行けると思ってしまって
なかなか伺う機会が無かった処、絶好の機会だという事で申し込んでみたら
無事、お誘い頂ける運びとなった次第。
いわさきちひろさんが亡くなってから40年という事での新企画との事。

東京のちひろ美術館は、西武新宿線 上井草駅北口から歩いて6分程。
新青梅街道からちょっと隠れた様なトコに建てられています。
知らないで通ると素通りしちゃう雰囲気。
自転車で出向いた私も、最初素通りした。(笑)

現在 反戦をテーマにした作品群の原画が展示されております。
ベトナムの子供を支援する会が主催した企画のポスター原画が目玉。
知名度も高い『戦火のなかの子どもたち』からも数点。
見れば「あ、アレだ〜!」と思う事間違い無し。

さて、内覧会というのは、展示の狙いやポイントについて
作品を見ながら学芸員さんが説明をしてくれるという物。
コレは、ド素人の私には大変有り難い物でした。
年に1回、原画展を企画した学芸員が集まって今年はどの原画を展示するか
協議するとの事。人気のある原画は、学芸員が血みどろの争いで
奪い合うという裏話が興味深かったですねぇ。

別スペースでは、視聴覚展示で関係者の証言をまとめた動画を
見る事が出来る機材が設置されていました。
で、肝心の、ちひろさんの動画は?と思いましたが
実は、ほとんど残っていないそうです。特に肉声が。
ハスキーボイスだったらしい…という事でしたが。惜しい。

私が釘付けになったのは、アトリエを再現したスペース。
ココから作品群が産み出されたのかと、しばらく離れられませんでした。
私が注目したのは、イスの後方に置かれた電動の鉛筆削り。
随分早くから導入されていたんだなと、感心した次第。
ちひろさんが左利きのせいか、右後方に配置されとります。
経年劣化した原画は、酸性紙の影響も有りと聞いて納得。

現在、もう1つ原画展が開催されていまして
クヴィエタ・パツォウスカーさんの作品群が展示されております。
まぁ~ 思い思いに折り紙を切り刻んで貼り巡らした様な作品。
コレ見て、幼稚園の頃の記憶が蘇る人も居るやも。
私の場合は、ちょっとしたトラウマでしたが。

今の展示は、ゴールデンウィーク明けの5月18日まで。
お近くの方や興味の有る方、じっくり楽しめますので、是非。
安曇野の方は、今度の日曜日 16日入館無料~
年に4回展示が変わるそうなので、私は年間パスを
手に入れちゃおうかと画策中。2,500円ですって。

今回の内覧会、ガラガラの館内で作品をほぼ独占して楽しめて
大変贅沢な体験が出来ました。
また開催の機会が有ったら、再び参加したいですわ。
タイムシェアかぶりつき展示会なんてのも面白そうだなぁと…
独占欲を満喫出来る様な企画に期待。

ちひろ美術館のホームページはこちら

↓ な〜んちゃってちひろさんモード(^_^)
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『おおかみこどもの雨と雪』とか [映画]

さっき書いた文章が消えた〜(T_T) なんでこんなに早くログアウトするのだ…
気を取り直してカキコだ!

未だにウチのMacでラジコを使うと関西の局が聴けるので嬉々として録音中。
毎日放送の朝ワイド『ありがとう浜村淳』にハマりつつあります。
9時から3択のクイズを出題するコーナーが有るんですが
まぁ、時間的にヌルい問題で。殊に昨日の問題は凄かった。
変更された、阪急線 宝塚駅の発車メロディの変更前は何と言う曲かという問題。
1 鉄腕アトム 2 サザエさん 3 オバQ音頭
一択やん! というツッコミを入れたくなりますが、この問題に
「宝塚には、手塚治虫先生の記念館が…」というヒントが連呼されまして。
この徹底してアホを盛り上げる関西のノリに大爆笑してしまいました。

『おおかみこどもの雨と雪』を満を持して鑑賞。
細田守監督作。私は『ぼくらのウォーゲーム』が大好き。
狼男と普通の女の子のカップルに子供が出来たらどうなるかというお話。

サービスシーンが豊富で、アニメとしては大満足。
やっぱりアニメはキャラが活き活きと動いてくれると嬉しい。
定番の白バック異世界も控えめながら見られて安心。
繰り返し描写もちょくちょく見られて安心。
下ネタはちょっと控えめかな〜と思いましたが、なかなかリアルな吐瀉っぷりで。
てっきり、あの爺ちゃんが隙あらば…な展開をするのかと思った。
葬式で爆笑して何が悪いとは私も思う。 ココだけは蛭子さんと共通見解。

貯金額と強引なラストには、ちと首を傾げてしまいました。
あれだけ苦労して追いかけて、笑顔で手放すというのはアリなんですかねぇ。
畑は広くってトコと、可愛い冷蔵庫のトコが最初よく分からなかった。
ドコにファンシーな飾りが?って思っちゃった。私の考えとズレておりました。

何と言っても、感情移入しちゃったのは雪嬢。
特に幼女モードを演じた大野百花嬢の「キャハハハ〜」にやられちゃった。
小学生の女の子が体臭の事指摘されたら、そりゃ傷つくだろなぁ。
母親が弟ばかり手をかけるので、ヤキモチ焼く描写が無かったのが残念。
ラストはほとんど放ったらかしでしたしね。
見たかった描写を妄想してお絵描きしてみました。(笑)

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成瀬巳喜男3本立て [映画]

寒さも一息付いた感が有る今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか。
ただ気温が上がっても、毒物が空気に混ざっていると外出が億劫になりますが。

WOWOWで放送された『イデオン』ハイビジョン版見てみましたが
画質どうなんでしょ? 私は良くも悪くも無いと感じましたが。
ソレより、富野御大と細田守さんの対談がもっと見たかった。

『放浪記』『おかあさん』『あらくれ』の3本を立て続けに鑑賞。
最近松竹系ばかり見ていたので、久しぶりに成瀬巳喜男監督物を。
面白かった〜 この順番が功を奏したみたい。逆だと鬱憤溜まりそう。

『放浪記』 昭和37年作。
林芙美子さんのエッセイというか日記の様な原作を映画化したもの。
登場人物が曲者ばかり。てっきり林さんは善人モードかと思ったら
結構な悪者。ライバルを蹴落として平然としてる厚顔無恥キャラ。
花のいのちは(以下省略)という例の有名な文に自業自得だろって
ツッコミ多数でしょう。自ら不幸を求めてる様に見える。
デコちゃんの眉尻を下げまくったブサメイクが絶品。

宝田明さんがダメ出しされまくって凹んでる時、デコちゃんにヒントを聞いたら
分かってるけど教えてくれなかったというエピソードを先に聞いていたんですが
ようやく意味が分かった。あの目は演技じゃ無かったのね〜(笑)

『おかあさん』 昭和25年作。
森永乳業が公募した母親を題材にした綴方の入賞作を原作にした物。
綴方=作文の事。 そんな訳で、本編中所々ナレーション入り。
主役は明らかに田中絹代さん演じるおかあさんですが
長女を演じる香川京子さんが、まぁ〜お人形さんの様に輝いてる。

見所は、向ヶ丘遊園地でのロケシーン。カルチャーショック受ける事請け合い。
ほとんど遊具が無い殺風景な空き地。キャラクターショーの気配も無い。
当時はコレでも楽しかったんですかねぇ…って、ウィキペディアで調べたら
当時は入場無料だったそうな。 そりゃ遊具が無くても無理無いわ。
しっかし、閉園からもう10年以上経っている事にビックリです。
あの駅前から走る、微妙に不便なモノレール好きだったなぁ。
小田急線の駅も遊園地の入り口も地上なのに、高架のモノレールという
バリアフリーキラーっぷり。正直、遊園地の中より印象に残ってる。

『あらくれ』 昭和32年作。
大正時代 結婚と離婚を繰り返す女性が、何かと苦労するお話。
タイトルは、主役の女性を端的に表現した物みたい。

登場する男性の大半が浮気性。当時の男性がみんなこうでないと信じたい。
加東大介さんが絶倫キャラというのもアレですが、私が耳を疑ったのは
志村喬さんの「おっぱい」発言。胸撫で共々役得だな〜というのが素直な感想。

しっかし、デコちゃん無双。 これだけ肉弾戦してる姿は初めて見た。
連発する悪態が爽快。彼女なら普段から言っててもおかしく無いですし。
あのラストを見る限り、ほとんど目立たなかった仲代達矢さんとも
一戦交える間柄になりそ。